心理的安全性のある学級の作り方|「叱らない」の先にある、子どもが力を出し切れる教室
学級経営
新人のころ、私がいちばん戸惑ったのは「なぜこの子たちは手を挙げないのか」ということでした。授業で問いかけても、シーンとしている。分からなくても質問しない。困っていても「助けて」と言わない。最初は「やる気がないのかな」と思っていました。 でも、それは見当違いでした。子どもたちは、やる気がなかったのではありません。間違えること、目立つこと、変だと思われることが、こわかったのです。発言には「対人リスク」がある。そのリスクを取れる空気が、教室になかった。問題は子どもではなく、私がつ...新任教師が着任前に揃えるべき道具リスト|民間出身の私が3年かけて見極めた「本当に要るもの」
着任前準備
採用が決まった春、私が真っ先にやろうとしたのは「道具を揃えること」でした。理由は単純で、それがいちばん簡単に「準備した気」になれたからです。何をどう教えるかは見当もつかなかったけれど、文房具を買うことならできる。不安なときほど、人は形から入りたくなるものです。 結果から言うと、私は数千円分のムダな買い物をしました。逆に「これは早く買えばよかった」と後悔したものもありました。この記事は、その失敗と後悔を全部さらけ出した、3年分の答え合わせです。 世の中の「新任必需品リスト」は、...ナッジ理論で作る、叱らない学級経営|環境を変えれば子どもは自然と動く
心理学×教育
「何度言っても、同じことを繰り返す」。新人のころの私は、毎日のように同じ注意をしていました。整列が乱れる、提出物が出ない、掃除がはかどらない。そのたびに声を張り上げ、夕方にはぐったり。それでも、次の日にはまた同じことが起きるのです。 あるとき、ふと思いました。「もしかして、変えるべきは子どもじゃなくて、環境のほうじゃないか」と。これが、私がナッジ理論にのめり込むきっかけでした。 この記事では、行動経済学の「ナッジ」という考え方を、教室でどう使うかをまとめます。叱る回数を減ら...学級開き「黄金の3日間」の設計図|民間出身の私が最初の3日で必ずやること
着任前準備
「黄金の3日間」という言葉は、教員になるとどこかで必ず耳にします。でも、いざ自分が担任になると、こう思うはずです。「大事なのは分かった。で、結局、何をすればいいの?」と。 私も新人のとき、まったく同じところでつまずきました。本やネットで調べても、断片的なテクニックばかりで、3日間の全体像がどうしても掴めなかったのです。 この記事では、私が事務職から教員に転職して以来、毎年の学級開きで実際にやっている「3日間の設計図」を、1日ごとにすべて書き出します。読み終わるころには、着任初日か...
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