2026年6月– date –
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いじめ対応の考え方と手順|新人が知っておきたい「隠さず、一人で抱えず、動き続ける」原則
学級経営
「もし自分のクラスでいじめが起きたら、どうすればいいのだろう」。新人教員にとって、これは最も重く、最も不安なテーマの一つだと思います。私も、初めて担任を持ったとき、この不安を抱えていました。 結論から言います。新人に必要なのは、完璧な対応ではありません。大切なのは、隠さず、一人で抱えず、動き続けること。この3つさえ守れば、たとえ経験が浅くても、いじめに正面から向き合えます。 この記事では、いじめの正確な定義から、兆候の見つけ方、認知したときの初動の手順、被害者・加害者・保護者... -
席替えの方法と考え方|「くじ引きか、先生が決めるか」の二択を超える、自律性の渡し方
学級経営
子どもにとって、席替えは一大イベントです。「次は誰の隣になるんだろう」とそわそわする。一方、教師にとっては、地味に頭を悩ませる作業でもあります。新人のころの私は、「くじ引きにすれば、公平だし楽だ」と考えて、安易にくじ引きにしました。そして、見事に失敗しました。 くじ引きの結果、配慮が必要な子の組み合わせが重なってしまい、その後しばらく、学級が落ち着かなくなったのです。席替えは、ただの気分転換ではない。学級経営に直結する、意図を持った仕事なのだと、痛感しました。 この記事では... -
自己決定理論で考える子どものやる気|「やらせる」をやめると、子どもは自分で動き出す
心理学×教育
「あの子は、やる気がない」。新人のころ、私はよくそう感じていました。何度言っても宿題をやってこない。授業中もぼんやりしている。やる気は、その子の性格なのだと、半ば諦めていました。 でも、それは大きな間違いでした。心理学を学ぶうちに分かったのは、やる気は性格ではなく、環境と経験によって大きく変わるということです。同じ子でも、ある関わり方をすれば動き出し、別の関わり方をすれば動かなくなる。やる気は、引き出せるものだったのです。 その鍵を握るのが、「自己決定理論」という心理学の考... -
新人教員の時短術|「早く帰る」より「仕組みで動く」、民間の業務設計で仕事を変える
校務
新人のころ、私は毎日のように遅くまで学校に残っていました。授業準備、丸つけ、掲示物作り、明日の段取り。やってもやっても終わらない。「みんなこうやって頑張っているんだ」と思い込んで、消耗していました。 でも、事務職を十数年やってきた私には、どこか違和感がありました。民間なら「終わらない仕事」は、気合ではなく「仕組み」で解決するのが当たり前だったからです。その視点で自分の働き方を見直したとき、教員の仕事には、仕組み化できる余地が驚くほどたくさんあると気づきました。 この記事でお... -
学級目標の立て方|KJ法で全員参加、そして「掲示して終わり」にしないための仕組み
学級経営
新人のころ、私は4月に張り切って学級目標を作りました。「笑顔あふれる元気なクラス」。立派な掲示も作って、教室の前に貼りました。ところが、それから数か月。気づけば、その目標を気にしている子は誰もいませんでした。私自身も、いつしか忘れていました。 これは、私だけの失敗ではありません。学級目標は、掲示して終わりにすると、あっという間に形骸化します。多くの教室で、4月に作られた目標が、ただの壁の飾りになっています。 この記事では、学級目標を「全員で作り、1年間使い続ける」ための方法をま... -
係活動・当番を「自走」させる仕組み|子どもが自分たちでクラスを動かす学級のつくり方
学級経営
新人のころ、私の教室の係活動は、完全に形だけのものでした。黒板には「お笑い係」「新聞係」と名前が並んでいるのに、誰も活動していない。私が「新聞係、そろそろ何か書いたら?」と催促して、ようやく重い腰を上げる。係活動が、子どもにとって「やらされる面倒なこと」になっていたのです。 何が間違っていたのか。原因は、係の「設計」にありました。そもそも私は、係活動と当番活動の違いすら分かっていなかったのです。この2つを区別し、係活動を正しく設計し直したとき、子どもたちは驚くほど自分から動き... -
保護者対応の基本マナー|元事務職が教える「クレーム対応」より大事な、日頃の信頼貯金
校務
新人のころ、私が授業や学級経営以上に怖かったのが、保護者対応でした。「モンスターペアレントに当たったらどうしよう」「電話一本で吊るし上げられたら」。会ったこともない保護者を、勝手に恐ろしい存在だと思い込んで、身構えていました。 でも、事務職を十数年やってきた中で、私はさんざんクレーム対応や顧客対応を経験してきました。その経験から言えるのは、「ほとんどの相手は、敵ではない」ということです。そしてもう一つ、保護者対応の成否は、トラブルが起きてからの対応技術より、日頃どれだけ信頼... -
新人教員がつらいときの考え方|「弱さ」ではなく「構造」の問題として、自分を守る方法
メンタル・働き方
もし今、あなたが「教員、つらい」「もう無理かもしれない」と思いながらこの記事を開いているなら、最初にこれだけは伝えさせてください。それは、あなたが弱いからではありません。 新人教員がつらくなるのには、はっきりとした構造的な理由があります。あなたの性格や能力の問題ではなく、誰がその立場に置かれても苦しくなる仕組みがある。まずそのことを、データと一緒にお伝えします。そのうえで、自分を守るために具体的に何ができるかを、私自身の経験も交えて書いていきます。 私は事務職を十数年やって... -
掃除指導のシステムづくり完全ガイド|「子どもが自走する掃除」を3つの型とICTでつくる
校務
新人のころ、掃除の時間は私にとって苦行でした。「ちゃんとやって」「サボらない」「ふざけない」。15分間、ずっと注意し続けて、終わってみれば教室は中途半端にしかきれいになっていない。子どもも私も、なんだか後味の悪い時間でした。 でも、給食指導と同じで、これも「仕組み」の問題でした。誰が何をするか曖昧なまま「がんばろう」と言っても、子どもは動けません。逆に、仕組みさえ整えれば、掃除は子どもが自分たちで黙々と進める、見違えるような時間に変わります。 この記事では、掃除指導を「子ども... -
給食指導のシステムづくり完全ガイド|「担任がいなくても回る」仕組みを民間の業務設計でつくる
校務
新人のころ、私が一日のうちで最も消耗したのは、授業ではなく給食の時間でした。配膳は終わらない、並び方でもめる、「これ食べたくない」と泣く子が出る。気づけば私が走り回って盛り付けをし、自分の食事は5分でかき込む。毎日がそんな調子でした。 でも、これは私の指導力の問題というより、「仕組みが設計されていなかった」ことが原因でした。事務職時代の感覚で言えば、業務フローが決まっていない職場で、毎日その場の勢いで仕事を回そうとしていたようなものです。それでは誰でも疲弊します。 この記事で...